まずは治療をすることが大事

引きこもりといってもその原因はさまざまであり、その重度もそれぞれ違う。何年か引きこもりを経験して辞める人もいれば、長年引きこもりになっている人もいるのだ。近年、その引きこもりを脱却する抜本的手段が登場した。それが、訪問治療である。
引きもり治療のために一旦は入院をしても、そのあと医療が続かなければ、結果として引きこもりは続いてしまう。長年の引きこもりから抜け出すには、むしろ退院したあとのケアが重要なのだ。患者にとって、「抜け出す」というよりは当たり前の日常を取り戻していくことの方が肝心である。引きこもりは、大人もするものだ。現代においては、子どもだけの問題ではないことをしっかり認識しなければならない。そして、引きこもりに関して周囲がやたらと言及してしまうのは、本人にとっても周囲にとってもマイナスだ。そうならないためにも、訪問治療や精神科にかかってしっかり治療するのが重要である。精神科にかかるのは、決して恥ずかしいことではない。むしろ、肉体の医療が充実している中で、精神の医療は甚だ進歩が遅いといってもいいだろう。「精神科は負け組・弱者が行くところ」という偏見を、一刻も早く捨てねばならないのだ。
引きこもりから抜け出して外に出ることを切実に考えるのであれば、まずはしっかり治療をするに尽きる。そして、周囲の人間の適切な対応と本人の意思の尊重、そして皆が偏見を捨て去ることがもっとも必要だ。

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